LEDスクリーンを購入しようとしていて、HDR（High Dynamic Range、英語の略語）という用語がどれほど重要かご存知ないですか？
ご心配なく、ここでご説明します。HDRとは、簡単に言うと、よりリアルな色と高いコントラストでシーンを表現する、LEDスクリーンの部分です。
コントラストは、LEDスクリーンが表示できる最も明るい白と最も暗い黒の差で測定され、カンデラ毎平方メートル（cd / m2）で測定されます。これは、いわゆるNITSです。
HDRには複数のフォーマットがありますが、現在、主なものは2つあります。独自のDolby Visionフォーマットと、オープンスタンダードのHDR10です。Dolbyは、最大4,000ニトの明るさを表示できるプロトタイプTVで最初に参入しました。しばらくの間、Dolby VisionはHDRと同義でしたが、すべてのメーカーがDolbyのルールに従いたい（または料金を支払いたい）わけではなく、多くのメーカーが独自の代替案に取り組み始めました。
2つの主要なHDRフォーマットは、HDMIケーブルを介してビデオ信号に沿って実行されるメタデータを使用します。このメタデータにより、ソースビデオはLEDディスプレイに色の表示方法を「伝える」ことができます。HDR10は、非常にシンプルなアプローチを使用します。メタデータを一度に、ビデオの最初に送信し、「このビデオはHDRを使用してエンコードされており、このように処理する必要があります」のようなことを伝えます。
HDR10は、2つのフォーマットの中でより人気が高まっています。とりわけ、オープンスタンダードです。LEDスクリーンのメーカーは、無料で実装できます。また、UHDアライアンスによって推奨されており、一般的にDolby Visionなどの独自のフォーマットよりもオープンスタンダードを好みます。
